昨日は「宜野座国際音楽祭シャイ・マエストロ・トリオ」沖縄公演にお越しくださった皆様、ありがとうございました!
興奮さめやらぬ中、レポート書きます。拙い内容ですが、良かったらこの感動を分かち合いましょう!
沖縄公演は、「FROM ONE SOUL TO ANOTHER」で始まりました。
正確には、浮遊するようなシンセの音色のイントロ(もはやインプロ?)で始まりました!
何度聞いても美しい曲です。何度も繰り返されるテーマのフレーズ、東京ではこの曲を観客が歌い始める場面があったようですね。
グルーヴィーで熱い曲の後には、アンビエントなピアノにフリージャズ的なベースが絡むシーンも。
後半は「The Road to Ithaca」から「GAL」と「Chinema G」! スタッフ大好きな曲なので嬉しかったです…。
「GAL」テンポ速い、もう全く新しくなってて、曲がどんどん進化していましたね。
「Chinema G」もドラムのタムを中心としたフリーなソロから始まって、何の曲なんだろう?と思ったらそれかー!みたいな感じでした。
ちょっとルンバみたいリズムでやってたような…定かでないんですけど。ていうか全曲リズム、グルーヴがすごい。
シャイは大きく身体や頭を揺らしながら、ピアノとシンセを操ります。彼の意識はどこまで潜っていたんでしょう?
ウッドベースの低音が効いていて、そういうサウンドにしているんですね。ホルヘのテクニックもすごいけど、ベースマンな姿勢がぶれなくてボトムの安定感が半端なかったです。
ジヴは、本当にもっと評価されるべきドラマーですね。テクニック、グルーヴ、センス、音楽をつくる力が世界最高峰なんだと思いました。
パソコンでもいろいろやってましたね。(あの最近皆使ってるやつ!)ドラムのキックに音階を付けたり、自分の声を変えてみたり。アンビエントな雰囲気にもしてました。なんか新しい玩具を見つけた子供みたいで少し微笑ましい気持ちになってしましました(笑)三人とも人柄もとってもナイス!少年のキラキラした瞳をしていました。
実験的なこともしていましたが、基本アコースティックで、その熱いシーンが際立つような使い方というか。
総じてとってもジャズでした。スウィングの曲をやったわけではないけれど、ジャズ。たぶん姿勢ですよね。
オリジナル曲を本当にスタンダードみたいに演奏してました。バンドでたくさん演奏して、曲が染みついているのでしょう。
何より、三人のお互いへのリスペクト、楽曲への愛、どこまでも前向きな気持ちが伝わってきて、終わった後「明日も頑張ろう!」という清々しい気持ちになれたのがすごい。
すごいものを目撃した…といったかんじです、本当に素晴らしいライブでした。ピアノトリオのフォーマットにおける現代最高峰のバンドであることは間違いありません。この場に立ち会えた幸運に感謝です。
シャイ、ホルヘ、ジヴ、本当にありがとう!