松田区伝統芸能:組踊り「本部大主」

 本日は、宜野座村伝統芸能公演として松田区の組踊り「本部大主」が上演されました。なんと満席で立ち見も出る盛況ぶりでした。
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 豊年祭とは違う緊張感が会場には漂っていてみなさん緊張していたようですが、逆にそれが素晴らしい演技となっていました。
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 本部大主の登場!
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 今回は初の試みとなる全訳字幕を投影しました。そしてこれがすごく好評でした。とくに若い世代はストーリーの内容が解りより深く鑑賞できたようです。(字幕を作るのは大変でした。。。が苦労した甲斐がありました!)
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 若按司と思鶴の山中を彷徨うシーン、しかたなく思鶴を置き去りにする場面ではすすり泣くお客さんもいました。
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 ストーリなど出演者一覧はこちら
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 猟師が敵の行動を教えてくれるシーンです。(一緒にいる犬の顔がちょっと不思議でした)
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 里村と虎千代が若按司のフリをして敵に身代わり攻撃を仕掛けるシーン、捕えられてまず帰ってこれないだろうという今生の別れのシーン、ここも涙が出るほどの熱演でした。
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 敵の大将謝花たちの宿に火を放ち捕えられるシーン
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 本部大主の元に連行され、どう処刑するかを語るシーン
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 本当の若按司が出撃の儀を行うシーン
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 出陣に際して若按司の披露する長刀の舞は圧巻!お客様より拍手喝采が鳴りひびいていました。
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 謝花再び登場!
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 しかし、百姓に扮していた若按司の共に殺られてしまうシーン、このあとがスゴイ!なんと幕の合間に吸い込まれてしまうのです!!!
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 ここからクライマックス、本部側と若按司側が大激突!
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 最後は多勢に無勢、本部大主は捕えられました。
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 カーテンコール
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 終演後のロビーでは多くのお客さんが演者に声かけをしていました。みなさんも終わってほっと一息、笑顔で来場されたお客さんとお話していました。
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 いやほんとに素晴らしい公演でした!休憩なしの2時間半、満員のお客さんは演者の一挙手一投足に目を向け、静かに緊張感を持って見ていました。この雰囲気も劇場ならではでとても良かったです。ぜひ次回の豊年祭の際もまたどうぞ劇場公演よろしくお願いいたします。新作もあるそうでそちらも期待しております!
 出演者、そしてスタッフのみなさまお疲れ様でした!