さて、本日は、今週水曜日よりリハーサルを行っている作曲家シリーズ「メンデルスゾーン生誕200周年記念コンサート」が行われました。
今回はトークより始まりま、そのナビゲーターには演奏者でもあるクラウス・フランケ氏と渡久地圭氏でした。このコンサートは曲の演奏だけでなくメンデルスゾーンがどのような人物であったかトークと映像を交えて進行されていきました。
(写真ボケててすみません。。。)
一曲目は、メンデルスゾーンに多大な影響をあたえたウェーバーの「ピアノ・フルート・チェロのための三重奏曲」でした。
さらに、トークではフェリックス・メンデルスゾーンと姉ファニーの関係についてお話していきました。実はこのようにフェリックスが成功を収めたのにはファニーの功績が大きいとされているようです。
二曲目はフェリックス・メンデルスゾーンの「ピアノ・ヴァイオリン・チェロのための三重奏曲」でした。
この曲は、なんとも煌びやかでかつ抒情性に富んだ奥の深いフェリックスならではの音楽が聴く者を別世界へと誘ってくれました。
今回コンサートの音楽監督であったピアノニスト:クラウス・フランケ氏
休憩をはさみ、二部は姉ファニー・メンデルスゾーンの歌曲と合唱で始まりました。歌曲は「舟遊びの女」「春」「さすらいひとの歌」でした。演奏中にはドイツ語の訳をスクリーンに投影したこともあり、曲とともにそれぞれの歌詞も味わっていただけたと思います。
歌曲を歌っていただいたソプラノの平山留美子さん
合唱は、ゲーテのファウストⅡより「優雅な大地」
この合唱団は、今回のコンサートのために結成されたもので、このコンサートまでに皆さんお忙しい中を調整し、1か月以上前より週二回必ず練習されていたそうです。そのためでしょう、今回の歌声は素晴らしかったです。来館されたある作曲家の方が「これは沖縄一の女性合唱だな」と言われていましたが、それも分かるような気がしました。
さて、合唱の後はメンデルスゾーン二人の晩年をお話しいたしました。晩年といってもファニーは42歳、フェリックスは38歳の生涯で、現在でいえばまだまだこれからだったであろう彼らの人生に儚さと無念さを感じました。 しかも、同年同じ病気で亡くなるとは、なんと不思議なことであろうか。。。 これらのお話を、二人のナビゲーターが映像とトークを交えながらテンポよくお話していただきました。
最後の曲は、今回のメインでもあるフェリックス・メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲!いや凄かったです!!!これは本当に言葉では言い表せないくらい。。。今まで他の曲では楽章間での拍手はなかったのですが、この曲では1楽章終わりで、お客さんもその興奮を抑えられず大喝采!ほんとにこれは文章では書けません。。。
今回も本当に多くの方にご来場いただきありがとうございました。
ぜひぜひ来年も行いたいと思っていますのでみなさまどうぞお楽しみ!
さて、コンサート終わってからは皆さんで打ち上げ&懇親会を行いました。みなさんほっとした表情ですね。ほんとに一回きりで終わるのがもったいないコンサートでした。
今回、出演(4曲)、台本、演出、ナビゲーターととてもとても忙しかったクラウス・フランケさんとバックステージのお世話と映像スイッチングと忙しくコンサートをサポートしていただきました東江貴子さん(ご夫婦です)
ほんとコンサート終わってみなさんリラックス!笑顔がいいですね!
去年ロビーコンサートに出演してくださった金城由起子さんとマーティンさんもわざわざプラハより来沖?してくださいました。
ほんとに皆さんの協力あってのコンサートで大成功でした。ぜひ来年も行いますので、皆さんその時はまたご協力どうぞよろしくお願い致します。
ご来場された皆様もどうもありがとうございました。お客様あってのコンサートです。今後もどうぞ宜野座村文化センターがらまんホールをよろしくお願い致します。
*****その他、練習風景の写真です*****
(集中した練習のなかでも、時折リラックスし皆さん楽しいそうに練習に励んでおられました、こういういい雰囲気が本番の演奏につながるのですね!)